【14業界別】INFPに向いている仕事とは?強みや弱みから見る仕事選び
INFP(内向型、直感型、感情型、知覚型)とは、MBTIに基づく16の性格タイプの一つです。
INFPの特徴を一言で言うと「理想を追求する共感的なクリエイター」
一般的に理想主義者であり、深い思考と豊かな感受性を持ち、自己表現や他者の理解に重きを置きます。
しばしば創造性に富み、人間関係を大切にする性格として知られています。
そんなINFPの主な強みと弱みについて知り、INFPの自分に適した職業やキャリアパスを探っていきましょう。
INFPの特徴、強みと弱み
それでは早速、INFPにはどんな特徴があるか見ていきましょう。
INFPの強みとは
- 創造性
豊かな想像力を持ち、新しいアイデアや解決策を生み出す力があります。
芸術、音楽、執筆、デザインなど、クリエイティブな分野で特にその才能を発揮します。
また、独自の視点で物事を捉えるため、他の人が気づかないような新しい視点を提供することができます。 - 共感力
他人の感情やニーズに敏感であり、深い共感力を持っています。
相手の気持ちを理解し、寄り添うことが得意なため、カウンセラーやソーシャルワーカーなどの対人援助職に向いています。
また、共感力があるため、チーム内の調和を保ちやすく、良好な人間関係を築くことができます。 - 理想主義
高い理想を持ち、それに向かって情熱を持って取り組みます。
社会正義や人道的な活動に強い関心を持ち、より良い世界を作るために努力します。 - 誠実さ
非常に誠実で、他人に対して正直であることを重視します。
この誠実さは信頼関係を築くのに役立ちますし、他人からの信頼を得やすいです。
また、自分の価値観に忠実であるため、倫理的な判断が求められる職場での評価が高いです。 - 独自性
独自の視点とユニークなアイデアを持っており、他の人が考えないような斬新な解決策を提案することができます。
問題解決においても、創造的なアプローチを取ることができるため、変化を求められる場面で重宝されます。
これらの強みを活かすためには、以下のようなポイントが重要です。
1)創造性
クリエイティブな職種(デザイン、ライティング、マーケティングなど)を選び、自分のアイデアを自由に表現できる環境を探しましょう。
過去の成果物をまとめたポートフォリオを作成し、応募先企業に自分の創造性をアピールします。
2)共感力
対人支援の職種(カウンセリング、人事、ソーシャルワークなど)を選び、他者をサポートする役割を探します。
面接時には具体的な経験を挙げて、どのように他者を支援してきたかを説明し、共感力をアピールします。
3)理想主義
価値観に合った企業(NPOやCSR活動に力を入れている企業など)を選び、自分の理想と一致する職場を探します。
応募動機を明確にし、面接で自分の価値観と企業のミッションがどれだけ一致しているかを強調します。
4)誠実さ
信頼関係を築ける職場(法務、顧客サポートなど)を選び、企業文化や社員のレビューを確認します。
面接で誠実な対応や倫理的な行動をしてきた具体例を挙げ、自分の信頼性をアピールします。
5)独自性
革新的な職場(スタートアップ企業や新規事業開発など)を選び、変化の多い環境で自分の独自のアイデアを試せる職場を探します。
過去の経験でどのように新しいアイデアを提案し、実行してきたかを具体例を挙げて説明します。
INFPの弱みとは
一方でINFPには一般的にどんな弱みがあるでしょうか。
具体的なイメージをとらえてみましょう。
- 内向的
内向的で、一人で過ごす時間を必要とします。
人混みや社交的な場面ではエネルギーを消耗しやすく、ストレスを感じやすいです。
これにより、頻繁な対人関係が求められる仕事では疲弊しやすいです。 - 過剰な自己批判
自分に対して非常に厳しく、失敗や欠点に対して過度に自己批判をしてしまう傾向があります。
この自己批判がストレスやバーンアウトの原因となることがあり、自己肯定感を高める必要があります。 - 優柔不断
決断を下すのに時間がかかるため、迅速な判断が求められる場面で困難を感じることがあります。
優柔不断さは、選択肢が多い場合や複雑な問題に直面したときに特に顕著になります。
結果として、決断を先延ばしにしてしまうことがあります。 - 現実逃避
現実の問題から目を背けがちで、理想や空想に逃避する傾向があります。
困難な状況や不快な現実に直面したときに、現実的な解決策を見つけるのが難しくなることがあります。
これにより、問題解決が遅れることがあります。 - 対立回避
対立や批判を避ける傾向があり、問題を先送りにしてしまうことがあります。
自分の意見を強く主張するのが苦手であり、他人に合わせてしまうことが多いです。
これにより、自分の意見やニーズが軽視されることがあるため、対立を建設的に扱うスキルを身につけることが重要です。
これらの弱みを活かすためには、以下のようなポイントが重要です。
1)内向的
リモートワークや一人で集中できる仕事環境を選ぶ。自分のペースで働ける職場を探すことが重要です。
2)過剰な自己批判
フィードバックをポジティブに受け取れる環境を求め、メンタルヘルスのサポートがある職場を選ぶ。
自己肯定感を高めるためのトレーニングやサポートを受けることも役立ちます。
3)優柔不断
じっくりと考える時間を与えてくれる職場環境を選ぶ。
複雑な問題を解決するためのサポート体制が整っている職場が適しています。
4)現実逃避
現実的なアプローチを促すサポートがある職場を選ぶ。
具体的な目標設定や進捗管理がしっかりしている職場が適しています。
5)対立回避
コミュニケーションスキルを向上させるトレーニングやサポートがある職場を選ぶ。
建設的な対話を促進する文化がある職場が適しています。
INFPが仕事を選ぶ際のポイント
そんなINFPに適した職場環境としては、以下の要素が重要です。
- 価値観と一致するか
自分の価値観や信念に合った仕事を選ぶことが重要です。
仕事に対して情熱を持てるかどうかを重視しましょう。 - 柔軟な働き方ができるか
リモートワークやフレックスタイムなど、柔軟な働き方が可能な職場を探す。
自分のペースで働ける環境が重要です。 - 創造性を発揮できるか
クリエイティブな仕事やプロジェクトに参加できる職場を選ぶ。
自分のアイデアを自由に表現できる環境が求められます。 - サポート体制が整っているか
メンタルヘルスのサポートやフィードバック体制が整っている職場を選ぶ。
自己成長を促進する環境が重要です。
そんなINFPが活躍できるポジションとは?
ここでINFPが活躍しやすい業界別のポジションを見てみましょう。
小売業界
- ビジュアルマーチャンダイザー
店内ディスプレイのデザインや商品の配置を担当。
INFPの創造性と視覚的センスを活かして、魅力的な店舗空間を作り上げることができます。 - カスタマーリレーションズマネージャー
顧客との関係を築き、顧客満足度を高める役割。
INFPの共感力を活かして、顧客のニーズに応じたサービスを提供し、リピーターを増やすことができます。
人材業界
- キャリアカウンセラー
求職者の相談に乗り、最適な職業を提案。
INFPの共感力と理想主義を活かして、求職者の人生を支援する役割を果たします。 - 人材育成スペシャリスト
企業内での研修や教育プログラムの企画・運営を担当。
INFPの教育に対する情熱と創造性を活かして、効果的な人材育成を行います。
マスコミ業界
- コンテンツクリエイター
記事や映像、音声コンテンツの制作を担当。
INFPの豊かな想像力と独自の視点を活かして、魅力的なコンテンツを提供します。 - 編集者
書籍や雑誌の記事の編集や校正を担当。
INFPの細部への注意力と創造力を活かして、高品質な出版物を作り上げます。
メーカー業界
- プロダクトデザイナー
新製品のデザインや開発を担当。
INFPの創造性と革新性を活かして、魅力的な製品を生み出すことができます。 - 品質管理スペシャリスト
製品の品質管理を担当。
INFPの誠実さと細部へのこだわりを活かして、高品質な製品を維持します。
商社業界
- マーケティングアナリスト
市場調査やデータ分析を行い、販売戦略を立案。
INFPの分析力と独自の視点を活かして、効果的なマーケティング戦略を提案します。 - 輸出入コーディネーター
海外取引の調整や管理を担当。
INFPの共感力とコミュニケーション能力を活かして、円滑な取引をサポートします。
金融業界
- ファイナンシャルプランナー
個人や企業の資産運用の相談に乗る。
INFPの共感力と誠実さを活かして、顧客に最適な金融プランを提供します。 - CSR(企業の社会的責任)担当
企業の社会貢献活動を企画・実行。
INFPの理想主義を活かして、社会に貢献するプロジェクトを推進します。
IT・web業界
- UX/UIデザイナー
ユーザーインターフェースやユーザーエクスペリエンスの設計を担当。
INFPの創造性と共感力を活かして、使いやすいデジタル製品をデザインします。 - コンテンツマネージャー
ウェブサイトやアプリのコンテンツ管理を担当。
INFPの組織力と独自の視点を活かして、魅力的なデジタルコンテンツを提供します。
エンターテイメント業界
- シナリオライター
映画やテレビ番組、ゲームのシナリオを書く。
INFPの豊かな想像力とストーリーテリングの才能を活かして、魅力的な物語を創造します。 - プロデューサー
プロジェクト全体の企画・運営を担当。
INFPの理想主義と組織力を活かして、素晴らしい作品を世に送り出します。
コンサルティング業界
- 組織開発コンサルタント
企業の組織改革や人材育成を支援。
INFPの共感力と教育への情熱を活かして、企業の成長をサポートします。 - サステナビリティコンサルタント
企業の持続可能な経営を支援。
INFPの理想主義と分析力を活かして、環境や社会に貢献する経営戦略を提案します。
サービス業界
- ホテルコンシェルジュ
顧客のニーズに応じたサービスを提供。
INFPの共感力とホスピタリティを活かして、顧客に素晴らしい体験を提供します。 - イベントプランナー
イベントの企画・運営を担当。
INFPの創造性と組織力を活かして、魅力的なイベントを実現します。
ヘルスケア業界
- 心理カウンセラー
患者の心理的サポートを提供。
INFPの共感力とカウンセリングスキルを活かして、患者の心の健康を支えます。 - ホスピスケアワーカー
末期患者のケアを担当。
INFPの共感力と誠実さを活かして、患者とその家族をサポートします。
教育業界
- 教師
学生に対して教育を行う。
INFPの教育に対する情熱と共感力を活かして、生徒の成長を支援します。 - 教育コンサルタント
教育プログラムの開発や評価を行う。
INFPの創造性と組織力を活かして、効果的な教育システムを作り上げます。
飲食業界
- レストランマネージャー
店舗の運営を担当。
INFPの共感力と組織力を活かして、スタッフと顧客の満足度を高めます。 - メニュー開発シェフ
新しい料理のメニューを開発。
INFPの創造性と料理への情熱を活かして、魅力的な料理を提供します。
官公庁・団体
- 政策アナリスト
公共政策の分析と提言を行う。
INFPの理想主義と分析力を活かして、社会に貢献する政策を提案します。 - コミュニティリレーションズオフィサー
地域社会との関係を築き、調整を行う。
INFPの共感力とコミュニケーション能力を活かして、地域社会のニーズに応えます。
これらのポジションは、INFPの強みであるその創造性や共感力、理想主義などを最大限に活かせる環境です。
INFPのあなたが自身の能力を発揮し、充実したキャリアを築くための参考にしてください。
今さら聞けないMBTIとは
MBTIは、個人の性格を16種類のタイプに分類する性格診断テストです。
これは、以下の4つの対立する性格特性の組み合わせから構成されます。
- 外向(Extraversion, E) 内向(Introversion, I)
外向的な人は外部の世界からエネルギーを得るのに対し、内向的な人は自分の内面からエネルギーを得ます。 - 感覚(Sensing, S) 直感(Intuition, N)
感覚タイプは現実的で具体的な情報に注目し、直感タイプは全体像や未来の可能性に注目します。 - 思考(Thinking, T) 感情(Feeling, F)
思考タイプは論理や客観的な基準で判断し、感情タイプは人間関係や価値観で判断します。 - 判断(Judging, J) 知覚(Perceiving, P)
判断タイプは計画的で組織的な生活を好み、知覚タイプは柔軟で即興的な生活を好みます。
この4つの特性の組み合わせにより、たとえば「ESTJ」や「INFJ」などの性格タイプが決まります。
MBTIは自己理解や他者とのコミュニケーション改善に役立つとされています。
まだ診断を受けたことがない方はぜひMBTIの無料性格診断テストを受けてみてください。
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