【14業界別】ESTPに向いている仕事とは?強みや弱みから見る仕事選び
ESTP(外向型、感覚型、思考型、知覚型)とは、MBTIに基づく16の性格タイプの一つです。
ESTPの特徴を一言で言うと「行動力と社交性を兼ね備えた現実主義者」
このタイプの人は活気に満ち、現実的で、適応力が高く、迅速な行動を取ることが得意です。
新しい経験や挑戦を求め、刺激的な環境で輝くことが多いです。
そんなESTPの主な強みと弱みについて知り、ESTPの自分に適した職業やキャリアパスを探っていきましょう。
ESTPの特徴、強みと弱み
それでは早速、ESTPにはどんな特徴があるか見ていきましょう。
ESTPの強みとは
- 行動力
ESTPはエネルギッシュで、物事を即座に始める能力に長けています。
決断が早く、躊躇せずに行動に移せるため、プロジェクトを迅速に進めることができます。 - 適応力
変化や予期せぬ状況に対しても柔軟に対応できます。
新しい環境や挑戦にもすぐに順応し、臨機応変に行動することで、困難な状況でもパフォーマンスを発揮します。 - 問題解決能力
現実的で実践的なアプローチを取るため、複雑な問題でも迅速に解決策を見つけることができます。
データや具体的な事実に基づいて判断を下すため、効果的な解決策を導き出します。 - 社交性
ESTPは人との交流を楽しみ、他人とのコミュニケーションが得意です。
協力的なチームプレイヤーであり、対人関係を築くのが上手です。
交渉やプレゼンテーションの場でも、その社交性が大いに役立ちます。 - 自信と決断力
自分の意見や判断に自信を持って行動することができ、その自信がリーダーシップを発揮する場面で特に際立ちます。
決断が早く、他人を引っ張っていく力があります。
これらの強みを転職活動に活かすためには、以下のようなポイントが重要です。
1)行動力をアピール
面接や履歴書で過去のプロジェクトや業績を具体的に説明し、迅速な行動と結果を強調します。
2)適応力を示す
様々な環境での経験を強調し、変化に対する柔軟性と適応力をアピールします。
3)問題解決能力を強調
具体的な問題解決やリーダーシップを発揮した経験を強調し、決断力と行動力をアピールします。
ESTPの弱みとは
一方でESTPには一般的にどんな弱みがあるでしょうか。
具体的なイメージをとらえてみましょう。
- 計画の長期性に欠ける
ESTPは目の前の課題に集中する傾向が強く、長期的な視野で計画を立てるのが苦手です。
将来を見据えた戦略や目標設定が不足することがあります。 - 規則や手順への忍耐力不足
細かいルールや手順に従うのが苦手で、厳格な規律や形式に対してフラストレーションを感じることがあります。
このため、自由度の高い職場環境を好む傾向があります。 - 細部への注意不足
大きな絵を描くのは得意ですが、細かい部分に注意を払うのが苦手です。
プロジェクトの詳細や細かいタスクを見落とすことがあり、結果としてミスが発生することがあります。 - 衝動的な行動
時に深く考えずに行動してしまうことがあり、リスク評価を怠ることがあります。
急な決断や衝動的な行動が問題を引き起こすことがあります。 - 感情表現が苦手
感情を率直に表現するのが難しく、他人の感情に気づかないことがあります。
このため、感情面でのコミュニケーションが不足し、人間関係において誤解を生むことがあります。
これらの特徴を克服するためには、以下のようなポイントが重要です。
1)計画の重要性を理解
たとえば、キャリアコーチやメンターの指導を受けて、長期的な目標設定とそれに向けた具体的な計画を立てることが重要です。
また、日々の進捗を管理するためのツールや定期的な振り返りを導入し、目標達成に向けたステップを踏んで行動します。
2)柔軟な職場環境を選ぶ
自分の強みが活かせる自由度の高い職場環境を選ぶことが有効です。
創造的な解決策を提案できるポジションや、チームでの協力が求められるプロジェクトに参加することで、新しいアイデアを取り入れながら柔軟に業務を遂行します。
3)詳細確認の習慣をつける
定期的な反省と改善が必要です。
チェックリストやタスク管理ツールを活用して、見落としを防ぎながら業務を進める習慣を身につけます。
細かい部分にまで注意を払うことで、精度の高い仕事を行い、信頼性を高めます。
ESTPが仕事を選ぶ際のポイント
そんなESTPが仕事を選ぶ際には、以下のポイントを考慮すると良いです。
- 刺激的な環境を求める
単調な作業よりも、変化や挑戦が多い職場環境を選ぶと良いでしょう。 - 行動重視の職務を探す
実践的でアクションが求められる職務が向いています。 - 人と関わる仕事
社交性を生かせる職務が適しています。
接客業やイベントプランナーなどが該当します。
ESTPが仕事を探すときの注意点
一方で、そんなESTPが仕事を選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
- 長期的なキャリアプランを考える
短期的な目標だけでなく、長期的なキャリアパスを見据えた計画を立てることが重要です。 - ルールの厳格さを確認する
応募する企業や職務の規則や手順が自分に合っているかを確認し、ストレスを避けるようにします。 - 自己管理のスキルを磨く
細部への注意力や計画性を高めるために、自己管理スキルを向上させることが必要です。
そんなESTPが活躍できるポジションとは?
ここでESTPが活躍しやすい業界別のポジションを見てみましょう。
小売業界
- ストアマネージャー
店舗運営を管理し、売上目標を達成するための戦略を立て、実行する役割。
ESTPの行動力とリーダーシップを発揮できます。 - バイヤー
市場のトレンドを分析し、顧客ニーズに合った商品を選定・仕入れる役割。
適応力と問題解決能力が求められます。
人材業界
- リクルーター
企業の採用ニーズに応じて適切な人材を見つける役割。
社交性とコミュニケーション能力が活かされます。 - キャリアアドバイザー
求職者に対してキャリアの相談やアドバイスを提供し、転職活動をサポートする役割。
行動力と適応力が求められます。
マスコミ業界
- リポーター
現場での取材を通じてニュースや情報を伝える役割。 - プロデューサー
テレビ番組やラジオ番組の企画・制作を統括。
問題解決能力とリーダーシップが求められます。
メーカー業界
- プロダクトマネージャー
製品の企画・開発から市場投入までを管理。 - セールスエンジニア
技術的な知識を活かして製品の販売をサポート。
適応力とコミュニケーション能力が求められます。
商社業界
- 営業担当者
国内外の企業と取引を行い、商品やサービスを提供。 - トレーダー
市場の動向を分析し、商品を売買する役割。
金融業界
- ファイナンシャルアドバイザー
個人や企業の資産運用をサポート。
コミュニケーション能力と問題解決能力が発揮されます。 - 営業担当者
金融商品を顧客に提供し、契約を締結する役割。
行動力と社交性が求められます。
IT・web業界
- プロジェクトマネージャー
ITプロジェクトの計画・実行・管理を行う役割。
リーダーシップと問題解決能力が重要です。 - セールスエンジニア
技術的なサポートを提供し、IT製品やサービスを販売する役割。
エンターテイメント業界
- イベントプランナー
イベントの企画・運営を行う役割。 - タレントマネージャー
タレントの活動をサポートし、スケジュール管理やプロモーションを行う。
コンサルティング業界
- 経営コンサルタント
企業の経営課題を解決するためのアドバイスを提供。
問題解決能力と行動力が発揮されます。 - ITコンサルタント
企業のIT戦略を支援し、システム導入をサポート。
サービス業界
- ホテルマネージャー
ホテルの運営全般を管理し、顧客満足度を高める役割。
リーダーシップと社交性が活かされます。 - ツアーガイド
旅行者に対して観光地の案内やサポートを提供。
適応力とコミュニケーション能力が求められます。
ヘルスケア業界
- フィットネストレーナー
クライアントに対して運動指導や健康管理を行う。 - 医療営業担当者
医療機器や薬品を病院やクリニックに提供。
適応力と問題解決能力が求められます。
教育業界
- 体育教師
学生に対して体育の授業を行い、健康的なライフスタイルを推奨する役割。 - キャリアカウンセラー
学生に対してキャリアの相談やアドバイスを提供。
適応力とコミュニケーション能力が求められます。
飲食業界
- レストランマネージャー
レストランの運営全般を管理し、顧客満足度を高める。
リーダーシップと社交性が活かされます。 - バーテンダー
顧客に対して飲み物を提供し、楽しい時間を演出する役割。
コミュニケーション能力と適応力が求められます。
官公庁・団体
- 地域振興担当者
地域の活性化を目指し、各種プロジェクトを推進。
行動力と問題解決能力が発揮されます。 - 国際交流コーディネーター
国際的な交流イベントやプログラムを企画・運営。
これらのポジションは、行動力、社交性、問題解決能力の強みを持つESTPの強みを活かすことができる職務です。
ESTPのあなたが自身の能力を発揮し、充実したキャリアを築くための参考にしてください。
今さら聞けないMBTIとは
MBTIは、個人の性格を16種類のタイプに分類する性格診断テストです。
これは、以下の4つの対立する性格特性の組み合わせから構成されます。
- 外向(Extraversion, E) 内向(Introversion, I)
外向的な人は外部の世界からエネルギーを得るのに対し、内向的な人は自分の内面からエネルギーを得ます。 - 感覚(Sensing, S) 直感(Intuition, N)
感覚タイプは現実的で具体的な情報に注目し、直感タイプは全体像や未来の可能性に注目します。 - 思考(Thinking, T) 感情(Feeling, F)
思考タイプは論理や客観的な基準で判断し、感情タイプは人間関係や価値観で判断します。 - 判断(Judging, J) 知覚(Perceiving, P)
判断タイプは計画的で組織的な生活を好み、知覚タイプは柔軟で即興的な生活を好みます。
この4つの特性の組み合わせにより、たとえば「ESTJ」や「ISFP」などの性格タイプが決まります。
MBTIは自己理解や他者とのコミュニケーション改善に役立つとされています。
まだ診断を受けたことがない方はぜひMBTIの無料性格診断テストを受けてみてください。
他の性格タイプの結果も見てみたい場合は以下からチェックしてみてください。